函館市 小山さん体験談
体験談詳細
- 遭遇日:2001年7月4日
- 遭遇時間帯:午後1時から2時頃
- 遭遇場所:渡島管内函館市赤川町 赤沼 見通しの悪いヘアピンコーナー
- 天気:晴れ(気温20度くらい)
- 目的:トレッキング
- クマの大きさ:1m30センチくらい
- クマの毛色:明るい感じのこげ茶色
- クマとの距離:6~7m
- 自分の対応:ヒグマと睨み合い、ヒグマが逃げ出したら大声をだし、
バイクのアクセルを全開にして騒音を出した。 - クマの行動:昼寝をしていたがバイクに驚き急に起きあがった。
睨み合いの後、目をそらし向きを変えて急に逃げ出した。
林道を50mほど走った後、ササ藪に入って行った。
ご感想&詳細
よくクマと遭ったら目をそらすなと言われますが、私の場合は目をそらすことすら出来なかったです。かえってそれがよかったのかも?
それでもクマの驚いたような表情ははっきり覚えています。
安全な所まで戻ったときその顔を思い出して一人で笑ってしまいました。
バイクで山に入るときはさすがに鉈は邪魔なのでもっていきません。
一服しようとエンジンを止めたときはやっぱり怖いです。
山に入るときは必ず複数でそれも話好きの気の合う人と大声で話をしながら行動するのがいいと思います。
沢に入る前は爆竹をおもいきり鳴らしてこれから人間が行きますよとアピールも大切です。
また、爆竹の煙が沢を伝わってけっこう奥まで匂いが行きます。
気休めくらいにしかならないかも知れませんが・・・
最後に、ヒグマは足がとても速いです。時速40kmくらい出てました。
くれぐれも競走しようと考えないのがいいでしょう。
管理人コメント
メールで体験談をくださいました小山さんのお話です。小山さんは常に鈴や爆竹、鉈などを携帯されていらっしゃるそうです。 今回は不意の遭遇と思われますが、落ち着いて小山さんのように対処されますと、ヒグマも去ることがよくわかります。 この後にバイクのサイレンサーをレース用の音が大きいものに変えてからは、ヒグマを見かけていないそうです。 大変、参考になりました!どうもありがとうございます。