[2022]ヒグマ人身事故データまとめ
2000~2020年のヒグマ人身事故のグラフ類を更新しました。
月別ヒグマ人身事故件数
2000年から2022年6月末までの月別のヒグマ人身事故件数です。
こちらは2000~2018年の月別ヒグマ人身事故件数グラフです。
近年は2000~2018年と比べると人身事故が起きる月も増えてきました。
以前は4月と10月が突出していました。
そして2022には無事故だった3月にも事故が
(2022札幌三角山クマ穴調査負傷2名)
6月が激増したのは2021年の札幌市住宅街でのヒグマ事故での負傷4件です。
7月も増えていますが、2019~2021の登山系3件、畑仕事1件です。
事故発生月の割合はやはり4月10月で4割以上を占める状態。
2000~2020と比べると4月10月以外の月が増えているのがわかります。
ヒグマ人身事故件数
2000年から2022年6月末までのヒグマ人身事故件数です。
※ヒグマ狩猟や駆除による人身事故は除いています。
2021年の件数の多さが目を引きます。
2021年はとにかくヒグマの事件が多い一年でした。
2022年は春の山菜採り事故がありませんでした。
被害者行動別ヒグマ人身事故
2000年から2022年6月末までのヒグマ人身事故被害者の行動です。
山菜・キノコ・果実系が5割を占めますが、その他も増えてきました。
その他には登山・農作業などが含まれます。
札幌市住宅街ヒグマ事故もその他に入れています。
ヒグマの加害目的も多様化しています
ヒグマの死亡事故は圧倒的に山菜採りです。
次が果実・キノコ、そして釣り。
自然が生み出すものを取るという行動で8割です。
加害グマと被害者性別
加害グマはオスもメスも3割であまり変わりません。
母グマとわかるものは3割程度。
ちなみにメスの捕獲上限頭数が引き上げられるとのこと。
1990頭から2320頭に引き上げだそうです。
加害グマが意外と若グマが少ないですね。
捕獲されたヒグマはしっかりと年齢がわかりますが、それ以外は不明。
捕獲されていなくても子連れ母は成獣。足幅のでかいオスは成獣としています。