倶知安町ヒグマ狩猟者事件
これは倶知安町で昭和35年か36年に起きた事件です。
ヒグマ狩猟中の猟師がヒグマに殺害された事件。
このサイトをご覧の方からのご要望で調べました。
倶知安町ヒグマ狩猟者事件流れ
1)クマの足跡発見
倶知安町字豊岡のある農家の家の周りにクマの足跡が発見された。
クマの足跡発見の連絡が役場から猟友会へ伝わり、猟友会から5人のハンターが現場に来た。
クマの痕跡を調べていくと、畑でスイートコーンを食べ畑の中の林で休んでいるクマを発見。
2)クマを仕留める作戦
猟友会の人がクマを林から追い出し、出た所を仕留める作戦を立てた。
林の周りを猟友会の人で囲む。
Kさん兄弟3人が林の正面から鉈やガンガンを使ってクマを追いこんで行く。
しかし、追いこもうとしたKさん兄弟の前にクマが猛然と突進してきた。
クマはKさん兄弟の前で立ち上り威嚇を始める。
3)クマに発砲・逆襲される
それを聞きつけた猟友会のOさんがクマに発射。
弾はクマの頭をかすめた。怒ったクマはOさんに突進してきた。
更にもう一発を発射。弾はクマのお腹に命中。
頭に一撃、右太股に一撃、首に一撃。
4)ついにクマ死亡・Oさんも亡くなる
そこに駆けつけた猟友会のIさんが発射した弾がクマの眉間に当たり、クマは死亡。
先ほどクマの攻撃を受けたOさんは治療の甲斐なく出血多量で亡くなってしまう。
クマの体内から銃弾が5発見つかり、手負いになっていたということが後からわかった。
死者(1名)
- 猟友会のOさん
ひとこと
この事件を調べるにあたり、倶知安町役場の方に大変お世話になりました。
とても丁寧でわかりやすい説明をいただいたので、ほとんど使わせていただきました。
どうもありがとうございました。