会津を出発したのは午後5時過ぎくらいかな。
高速に乗る瞬間、私たちは声を上げた。「I shall return!!」
会津よ、また私たちは必ず帰ってくるから!!
行きと違って、帰りは磐梯山がすごくキレイに見えました。
行きと観光中はラルクを聞いたので、帰りはB’z!
まずは大好きなアルバム「LOOSE」から!
1曲目の「ザ・ルーズ」は学生時代に何度も聞いた。共感しすぎるトコロが多い歌詞なのニャ。
「みな就職活動そわそわはじめ僕はいまだに家庭教師」なんて歌詞はもう、ほんと私と同じだった。
就職氷河期で、文系の女子大4年生とはいえども、ちゃんと就職活動してる人はしてた。
でも、私ときたらろくに活動せず、教員免許は取ったのに採用試験も受けず、とんだ不良債権ぶり。
そして家庭教師で細々とバイト代を稼ぎ、卒論も超絶適当。
歌詞のように「まだちょっとルーズにやらして」って思ってた。
そんな堕落した大学時代を思い出す。でも楽しかったんだ。
お友達とわいわいやって、ゆうと遠距離恋愛してて。すごく楽しかった。
「砂の花びら」は特別な思い入れがある。
ちょっと悲し目の曲が好きな私はこのアルバムではこれが一番気に入ってた。
そして、ゆうと付き合い始めによく聞いてた。物悲しい旋律を聴きながら私はこう思ってた。
「もしこの人と別れることになったら、この曲を思い出すんだろうな・・・」
私は曲と記憶の結びつきがハンパ無く粘着質なので、ちょっと怖かった。
でも、ゆうとは別れることもなく、今年の8月で17年になる。

帰りは絶対寝るまいと誓っていた。
え?じゃ、その首にまいた枕は何だ?って
こ、これは・・・私が助手席で寝る時に首カクンカクンなるから・・・ゆうが買ってくれたの・・・
使わないと悪いじゃない?寝るつもりなんて微塵もないんだからねッ!
とツンデレ風に、頑張ってみる。
さっきまでラルク聞いてたからhydeと稲葉さんの歌詞の違いに思わず笑っちゃう。
稲葉さん・・・ちょとエロい。リアリティがある。
hyde・・・叙景的な感じが好き。でも中二病入ってる。
だってさ、「FIREBALL」の歌詞なんて「尻にしかれっぱなし。座ぶとんのような心と身体よ」ニャ。
絶対hydeはこんな歌詞作らない。
そもそも「座ぶとん」という単語がラルクの歌詞に出現するはずがない。
私も長いこと中二病患ってたし、hydeっぽい詩作だーい好きだった。
だから、hydeの歌詞に共感してたけど、年取ったら稲葉さんの歌詞の方が圧倒的に面白くて好き。
今のオススメは[Survive]の「DEEP KISS」今度漫画にできたらしますね。
私はB’zの歌を歌いまくってアドレナリン大放出で、一睡もすることなく無事関東に突入!
会津はまだ残雪の山々に囲まれてた。山々を見ながら少し北海道を思い出していた。
私の生まれ育ちはほぼ札幌。石狩平野で高い山はない。
でも父の単身赴任で地方に遊びに行ったり、一時期十勝にいたこともある。
だから、雪を頂いた山は懐かしい・・・あぁ、久しぶりに冬の北海道に帰りたいなんて思った。
でも、首都高入って、光る摩天楼が視界に入った。
そしてスカイツリーがキラキラ輝いているのを見て、私は叫ぶ。
「ただいま関東!!やっぱり超高層ビル萌え!雪とかありえないから!!
チャリ乗れないし、8cmヒールはけないでしょ!」
・・・道民はすっかり関東ナイズされてたわ。
B’zのアルバムはLOOSE,IN THE LIFE,OFF THE LOCK,RUN,それとベストを聞いた。
最後の最後で「ultra soul」を聞いた。
「ultra soul」を計4回絶叫したらちょうど家に着いた。
なんで一日しか泊まってないのに、高速降りた厚木の景色がこんなに懐かしいんだろう。
わかってる。
ゆうと一緒に建てた家があって、そこにあたしのまりんが待っているから。
ただいま、日当たりの悪いMy home!
つーかまりん姫怒ってるだろうなぁ・・・(;´д`)
会津旅行記はあと一話、拷問のエピローグで終了しまーすニャ!