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野鳥好きをこじらせて

最近野鳥にハマり気味なのですが、それがいい感じにこじれました。

こじれこじれて身近な野鳥から・・・
ペンギンにハマりました!

ペンギンだって野鳥ですよ(`・ω・´)

ちょっと前にNHKの「ダーウィンが来た」という番組を見たのですよ。
よく父親がそういった動物系番組を見ていたのですが・・・
何が面白いのかナゾ。子供の頃に見た捕食シーンとか軽くトラウマになってるし。

しかし、最近私もそういう動物系番組を見るようになってしまった。
で、その時のダーウィンが来たが「フィヨルドランドペンギン」でした。

その時は特にそのペンギンに興味を持たなかったのです。
卵2つ産んで孵したのに故意に1つしか育てないとか鬼畜。ツバメを見習いたまえ。
とか、思っていました。

しかし後日ダーウィンが来たの番組サイトを見てたら見てしまった。
「世界一過酷な子育てをするペンギン」なるものを。

その南極で繁殖する「コウテイペンギン」にハマってしまったのです。

コウテイペンギンのココがすごい!
1)ヒナのかわいさが異常
2)オスの子育ての過酷さが異常

1)ヒナのかわいさが異常
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↓動画でもどうぞ。(3分過ぎから捕食されそうになるので注意)

2)オスの子育ての過酷さが異常
・繁殖地に向かう~抱卵~育雛期の絶食期間が約115日(約4ヶ月)
・ブリザードになると気温はマイナス60℃。その中で抱卵&育雛
とにかく絶食期間が長い&繁殖環境が寒すぎて大変

南極の冬に繁殖するのですが冬は太陽が昇らない!
ブリザードが吹きあれればマイナス60度にもなります。
オスたちは卵を抱きながら、身を寄せ合って暖を取ります。

産卵後海に行ったメスが帰って来るまでの間のオスの絶食は壮絶。
メスが帰ってくるとやっと海に行けるけど、海までは100~200kmとかある。
その途中で力尽きてしまうオスも多い。
やっと海まで行っても海中で待ち構えているヒョウアザラシに捕食されたり・・・

なので、コウテイペンギンのオスは数が少ないそう。
ツバメとか野鳥の世界ではオスが余ることが多いんだけど・・・
コウテイペンギンはオスの子育てが過酷過ぎてオスの数が少ない。

そのため更に恐ろしいことが起こるのです。
オスの数が少ないため、繁殖できずにあぶれたメスが複数コロニーにいる。
そのメスたちは子育てしたいという強い欲求を持っています。
なので、雛がちょっと親から離れた隙に数羽で雛を奪いに来る。
時に雛はその押し合いへし合いの中で圧死してしまう。

生延びて別のメスに獲得された雛も残念ながら死ぬ運命。
メスは餌やりを交替するオスがいないし、結局育てきれない。
奪われた雛は餓死するか凍死するかしかないのです。

そんなこんなで、すっかりペンギン好きになってしまいました。
コウテイペンギンに逢いたい!
けれど・・・日本の水族館で飼育しているのは名古屋と和歌山のみ。
南極のツアーはなんと6万~7万ドル。今円安だから800万とかなんですけど。
営巣地で雛を見たければ安くても500万。高すぎる・・・!

というわけで、違うペンギンを見に行くことにしました。