marine*sky+blue

名古屋水族館へ行ってきた

コウテイペンギンに会いた過ぎて、名古屋まで行ってきました~。

7月10日~7月11日までの一泊旅行です。
今回は自家用車で、東名高速使って行ってみた。
朝の6時半発!

↓新東名のSAで見つけたツバメちゃん。
20150710_01_002

掛川ってところでした。
20150710_01_001

到着~。4時間で到着予定だったのだけど、着いたのは11時半。
夫が途中で高速の道を間違えたので遅くなっちゃった。
市内に入ると高速が複雑になる・・・
20150710_01_003

南極観測船ふじ。内部に入れるようだけど、今回はチケット買わず。
20150710_01_004

入るとすぐイルカの公開トレーニングが開始。
あるマークの板を見せて・・・
20150710_01_005

二種類あるうち、最初みたマークと同じものが書かれたものを選べるか。
全問正解でしたが、習得に一年かかったそう。
20150710_01_006

ここにはシャチがいます。
日本でシャチがいる水族館はここと鴨川だけだったかな。
20150710_01_008

かわいいお口を見せてくれるお母さんのステラ。
20150710_01_007

この前鴨川から借りてたオスを死なせてしまったので、今は三頭。
お母さんのステラとお姉さんのランとこの前生まれたリン。全てメス。
死んだオスはステラの旦那でランとリンのお父さん。
20150710_01_009

イワシ!
20150710_01_010

シャチは正直、むっちゃかわいかったです。
あまりにチートすぎて好きじゃなかったのですが・・・

でもこうやって飼われるのが最もかわいそうな生物だと思います。
彼らがここにいるメリットは何一つない。

たとえばペンギンであれば、数多いる天敵から守られる。
エサが足りず餓死することもない。

野生のペンギンはイワトビ系は卵を産んでも1羽しか育てないことが多い。
育てないなら最初から抱卵しなきゃいいのに。(小さい卵を遺棄することもある)
イワトビ系は最初の一卵が小さくて、二卵目は大きい。
孵化しても小さい雛に親は餌を貰えなくなり、餓死させられる。
同じ親から生まれたのに、ピーピーと必死に鳴いて・・・
餌をちょうだいとねだる雛をよく見捨てられるものだ。
エサが豊富だと二羽育てることもあるけど・・・
フィヨルドランドなどは餌が豊富でも一羽しか育てないとか。

ヒナの時期はトウゾクカモメ等にさらわれて食べられることも多い。
コウテイペンギンのヒナが一歳になれる確率は25%
つまり75%は餓死や天敵に襲われ死ぬわけだ。コウテイは凍死の確率も高い。
ヒナだけじゃなく成鳥も餓死するし天敵に襲われる。
天敵には結構ひどい奴らも多い。気の立ったオスアシカやオットセイ系は乱暴!
オットセイ類はハーレムを作る。強いオスだけが繁殖できる。
あぶれたオスは・・・こともあろうにキングペンギンのメスをレイプする!
もちろん全部じゃないけど、ある一定の地域で数回目撃されてるそう。
もてないからって、それはないんじゃね?終わった後食べられてしまう個体もいる。

ヒョウアザラシという邪悪な奴らもいて・・・
空腹時は一日にペンギンを12羽も食べるのだ。
しかもただ食べるだけじゃなく、わざと逃がしてまた捕まえて、わざと逃がして・・・
必死でもがいて逃げるペンギンをいたぶり殺す残虐さ。
一時間以上弄ばれて、ストレスで死ぬペンギンもいるとか。

環境問題も深刻で、船の往来が多い水域に住むペンギンは絶滅危惧種。
水は汚れるわ、時々船の事故で油まみれになって万単位で死ぬわ・・・
更に人間とエサの魚が競合していると餓死がとにかく多い。
漁業の混獲も多い。漁業の網に絡まって溺死するペンギンの多いこと!
気象条件も重要。エルニーニョの年にはフンボルトとガラパゴスが大変なことになる。
人間の活動域と生息域がかぶっているペンギンは更に大変。
営巣するグアノという地層を人間が肥料のために奪ったり。
NZでは森を燃やして大規模農地を作ったため、森が居住地のキガシラとかはやばい。
更に哺乳類はコウモリしかいなかった、鳥類の天国だったニュージーランド。
白人が来た途端、森を燃やし哺乳類を導入。その哺乳類がペンギンを捕食する有様。

水族館では餌に困らないし、病気になれば治療してもらえるし・・・
何より恐怖の天敵がいないし・・・
私がペンギンだったら、水族館での生活を選ぶかもしれない。

でもシャチには何のメリットもない。
海での最頂点に立ち、実質天敵がいない生物なのである。
食べ物も豊富で、美味しい所しか食べなかったりする贅沢もの。
家族が群れを作って楽しく生活し、一日何百キロも自由に回遊し・・・
長生きする個体はメスで80歳、オスは50歳を超える。
しかし水族館の個体は長くても20数年、数年や数か月の個体もいる。

ちなみにペンギンは水族館の飼育では最長39歳という記録がある。
キングペンギンのぎん吉の記録だけれど、野生だと長生きしても20年程度。
ぎん吉は水族館生まれではなく、3~4歳で水族館に来たらしい。
つまり40歳超え。野生の二倍である。

シャチを見ると、やはり大型の海獣類は狭い展示はかわいそうだと実感する。
youtubeで日本の水族館のシャチの動画などにポツリポツリと外人がコメント。
内容は大抵「囚われの身でかわいそうだ」的な内容。
英語で書かれているので、日本人はほぼスルー。「シャチかわいい~♪」とかお花畑。
そうだよね、私も海獣類やペンギンの動画じゃないとあえて和訳しないし。
やっぱりイルカや捕鯨のこともあって、日本人はやり玉にあげられやすいのかな。

と思って調べてみた。
アメリカは世界で一番シャチを保有している国である。
んで、水族館のショーがyoutubeに結構アップされてた。
いやはや、日本の動画の比じゃないわ。英語で超討論しまくってたわ(;´д`)
ターゲットは日本だけじゃないのね。ものっそい争ってたわ。
水族館にいくアメリカ人がたくさんいるから水族館はあるのだろうけど・・・
逆にかわいそう!やめさせろ!的な人もすごく多い。

まぁ、どこの国にも色んな人がいるわ。
長くなってきたので、この話はまたにします~。

まぁとりあえず、英国はキツネ狩りを再開するのをやめろ。
じゃなければ、捕鯨とイルカ問題に口を出す資格すらないんですけど。
スポーツで哺乳類をハンティングをする人種にアレコレ言われたかないわ。