会津旅行記2013-その6
翌日は7時くらいに起床して、朝ごはんは部屋食。
やっぱりここで、後悔する。
バイキングにすればよかった・・・
朝から一般人用に一定量用意されたメシなんぞ、超低血圧の私には完食できニャい・・・
メイクをテキトーに済ませて、旅館を出発。
東山温泉すぐの武家屋敷へGO!
■おまけ
15年前の2泊目の日の気温は26度まで上がった。
チャリで回ってた私たちは喉が渇いたので、このセブンイレブンに寄った。ナツカシス。
9)武家屋敷
武家屋敷は家老西郷頼母の家を復元したもの。
まず私はそのチートなスペックにショックを受けずにはいられない。
・敷地面積2,400坪!
・建築面積270坪!
・部屋数38室!
ぐはっ・・・!
うさぎ小屋的戸建てに住んでいるなおちは痛恨の一撃を食らった・・・!
ガンオペに例えると、ザクタンクの一撃だけでHP半分以上持ってかれた感じ。
この辺からちょっと感情的になるので、お読みくださる方は要注意!
最初はそんな感じでチートな家について論じていたわけだけど・・・
自刃の間にたどり着いたら絶句。
今まで何度も西郷一族の自刃のシーンをドラマの映像や本で見て涙した。
でも、復元とはいえ実際にこの小さな空間を目にしたら、ただ絶句するしかない。
頼母の妻、千重子(34)さんの辞世の句
[なよ竹の 風にまかする 身ながらも たわまぬ節は ありとこそ聞け]
私は辞世の句が好きで、いろんな人の辞世を調べたが、文句なしにこれが最強。
同じ女として、共感せずにはいられない。
私的な訳は
なよ竹のように風に吹かれてその身を揺らすような、かよわい女の身ではあるけれど
竹に決して折れない節があるように、私にも曲げられない強い意志があると知るがいい
頼母と長男を見送った後、敵軍が郭内に突入する前に西郷一族郎党21名は死を選びます。
城内に入りいたずらに兵糧を減らすことを恐れ、足手まといになることを潔しとしなかった。
妻千重子は幼い9歳、4歳、2歳の娘を刺し殺して、自分も後を追った。
昔はね、頼母のこと尊敬してた。
一番初めに見た「白虎隊」の頼母は里見浩太郎さんが演じた頼母。
あれでいい頼母がインプリンティングされてたし。
でも今は違う。
城に行った頼母は結局城から脱出し、榎本軍に合流し函館まで行った。
でもそこで実戦に参加すらせず女と暮らしてたと言う話がある。
だから今は違う。全然違う。むしろ軽蔑。
だって、長女ですらまだ16歳だよ・・・一番小さいのは2歳・・・
その死を見届けなくてはならなかった母親の千重子さんの気持ちを考えたら・・・
でも西郷家だけじゃない。
会津のいたるところでこんな光景が見られた。
家老内藤介右衛門の家も然り、柴五郎の家も然り。
足手まといになることを恐れた老人や女子供は自ら死を選んだ。